中学生でもわかる!JavaScriptの.unshift()メソッドを学ぼう!

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こんにちは、フローです。

今回は、JavaScriptの配列操作関数、

.unshift()メソッドについて学んでいきましょう。

前回と同様に、中学生の皆さんでも理解できるように丁寧に説明していきます。

.unshift()とは?

JavaScriptで配列を扱うとき、

.unshift()メソッドは配列の最初、

つまり配列の先頭に新しい要素を追加する機能を提供しています。

名前の「unshift」を直訳すると「シフトを解除する」になりますが、

これは「元の位置に戻す」という意味合いです。

つまり、配列の先頭に要素を「戻す」、つまり追加するメソッドと覚えてください。

どんな時に使うのか?

.unshift()メソッドは、

配列の先頭に新しい要素を追加する必要があるときに使用します。

例えば、待ち行列の最前列に新たに人を追加するときや、

プレイリストの最初に新しい曲を追加するときなどに役立ちます。

それでは、実際の使用例を見てみましょう。

パターン1:配列の先頭に要素を追加する

let fruits = ["apple", "banana", "cherry"];
fruits.unshift("grape");
console.log(fruits); // ["grape", "apple", "banana", "cherry"]

この例では、

元のfruits配列の先頭に”grape”を追加しています。

パターン2:空の配列に要素を追加する

もちろん、.unshift()メソッドは空の配列に対しても使用できます。

let emptyArray = [];
emptyArray.unshift("firstElement");
console.log(emptyArray); // ["firstElement"]

この場合、

元々空だった配列emptyArrayに”firstElement”が追加されます。

パターン3:複数の要素を一度に追加する

.unshift()メソッドは、一度に複数の要素を配列の先頭に追加することも可能です。

let numbers = [3, 4, 5];
numbers.unshift(1, 2);
console.log(numbers); // [1, 2, 3, 4, 5]

この例では、1と2をnumbers配列の先頭に追加しています。

.unshift()の注意点

ただし、

.unshift()メソッドにも注意点があります。

それは、.unshift()メソッドが元の配列を直接変更するということです。

つまり、元の配列を変更せずに新しい配列を作りたい場合、

.unshift()メソッドは適切な選択肢ではありません。

そのような場合は、配列の分割演算子...

配列メソッドの.concat()を使って新しい配列を作ることが推奨されます。

let oldArray = [2, 3];
let newArray = [1, ...oldArray];
console.log(newArray); // [1, 2, 3]
console.log(oldArray); // [2, 3]

この例では、oldArrayの内容はそのままで、

新しい要素を先頭に追加した新しい配列newArrayを作成しています。

まとめ

JavaScriptの.unshift()メソッドは、

配列の先頭に新しい要素を追加するための便利なツールです。

しかし、このメソッドが元の配列を直接変更するという特性を理解しておくことが重要です。

適切な場面で適切な方法を選ぶことが、良いプログラミングの鍵となります。

今日は、.unshift()メソッドの使い方と注意点について学びました。

次回もJavaScriptの配列操作メソッドについて詳しく見ていきましょう。

それでは、また次回まで!

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