こんにちは、フローです。
今日のテーマは「分散データベース」。
このテーマはITパスポート試験の中でも非常に重要なポイントの一つです。
それでは、さっそく学び始めましょう!
1.「分散データベース」とは
「分散データベース」とは、
文字通りデータベースのデータを複数のコンピューターに分散して保存する方法のことを指します。
たくさんの宝石(データ)を持っているとき、
全部を1つの箱(コンピューター)に入れるのではなく、
いくつかの箱に分けて保存する方が安心ですよね。
そうすることで、
1つの箱が壊れても、全部の宝石を失うことはありません。
2.どんな事に使われているか
大企業やオンラインショッピングサイト、銀行など、
大量のデータを持っている組織が分散データベースを利用しています。
例えば、
Amazonや楽天などの大手ECサイトは、
膨大な商品情報やユーザー情報を効率的かつ安全に管理するために分散データベースを利用しています。
例:
会社名 | 保存先 |
---|---|
A社 | サーバ1, サーバ2 |
B社 | サーバ3, サーバ4 |
C社 | サーバ5, サーバ6 |
A社のデータはサーバ1とサーバ2に、
B社はサーバ3とサーバ4に、
C社はサーバ5とサーバ6に分散して保存されています。
このように、複数のサーバーにデータを分散させることで、
データのアクセス速度が向上したり、
一部のサーバーに問題が発生してもサービス全体が止まらないようにしています。
3.「分散データベース」の注意点
分散データベースは非常に便利ですが、以下の点を注意する必要があります。
ネットワークの問題
複数のコンピューターを連携させるため、ネットワークの状態が非常に重要です。
データ整合性
複数の場所にデータがあるため、全てのデータが正確で最新であることを保証するのが難しくなります。
4.ITパスポート試験対策問題
問題1
「分散データベース」の主な利点は何ですか?
a. データの読み取り速度が速い
b. 一つのコンピューターが壊れてもデータが失われにくい
c. データを一箇所で一括管理できる
d. セキュリティリスクが少ない
回答: b. 一つのコンピューターが壊れてもデータが失われにくい
解説:「分散データベース」は複数のコンピューターにデータを分けて保存するため、一つのコンピューターに障害が発生しても他のコンピューターには影響を及ぼさないのが最大の利点です。
問題2
分散データベースのデータ整合性を保つのが難しい理由は何ですか?
a. データが複数の場所に分散しているから
b. データベースのサイズが大きいから
c. 分散データベースは高価であるから
d. ネットワークの速度が遅いから
回答: a. データが複数の場所に分散しているから
解説:データが複数の場所に分散しているため、全ての場所で同じデータ状態を保つのが難しいことがデータ整合性の維持を難しくしています。
5.まとめ
「分散データベース」は、大量のデータを安全に、
効率的に管理するための重要な技術です。
しかし、その利用にはデータ整合性やネットワークの状態などの注意点もあります。
皆さんの合格を心よりお祈りしています。
レッツチャレンジ!
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