中学生でもわかるJavaScriptのMath.ceil()メソッド

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こんにちは、フローです。

今回は、JavaScriptのMath.ceil()メソッドについて書いていきたいと思います。

Math.ceil()とは?

「天井」を意味する”ceiling”から名前がつけられており、

与えられた数値以上の最小の整数を返します。

つまり、数値を”上”に丸める操作を行います。

console.log(Math.ceil(7.01));  // 8
console.log(Math.ceil(-7.01)); // -7

このように、Math.ceil()は小数点以下を切り上げて整数にするためのメソッドです。

Math.ceil()の使う場面

Math.ceil()は、値を次の最小の整数に丸める必要がある場合に使います。

例えば、ユーザーが少数を入力した場合に整数に丸める、

あるいは商品の価格を算出する際に切り上げるためなど、

さまざまなシチュエーションで役立ちます。

Math.ceil()の使い方とパターン

以下に、Math.ceil()の3つの使用パターンを示します。

小数点以上を切り上げ

let decimalNum = 7.77;
let integerNum = Math.ceil(decimalNum);
console.log(integerNum); // 8

小数点以下を切り上げて整数にする方法を示しています。

ここで使用した数字は7.77で、これを切り上げると8になります。

価格の切り上げ

let price = 99.99;
let finalPrice = Math.ceil(price);
console.log(finalPrice); // 100

このパターンでは、商品の価格を切り上げる例を示しています。

商品の価格が99.99ドルだったとして、

これをMath.ceil()を使って切り上げると、

結果は100ドルになります。

これは商品の価格設定や、金額の丸め処理などに便利な手法です。

配列の長さを利用したインデックス計算

let arr = [1, 2, 3, 4, 5];
let middleIndex = Math.ceil(arr.length / 2);
console.log(arr[middleIndex]); // 配列の中央値

Math.ceil()の注意点

Math.ceil()の重要な特性として、負の数に対する挙動があります。

引数として与えられた数値以上の最小の整数を返すため、

負の数に対しては数値が小さくなります。

console.log(Math.ceil(-7.77)); // -7

この挙動は、負の数を扱う際に予期しない結果をもたらす可能性がありますので、注意が必要です。

まとめ

Math.ceil()は、与えられた数値以上の最小の整数を返すJavaScriptの便利なメソッドです。

このメソッドは、

値を次の最小の整数に丸める必要がある場面で使用します。

しかし、負の数を扱う際には注意が必要で、

Math.ceil()は負の数をさらに小さくする可能性があるため、

その使用には注意が必要です。

以上、

「中学生でもわかるJavaScriptのMath.ceil()メソッド」の解説でした。

次回も、さらにJavaScriptの知識を深めるための情報を提供しますので、お楽しみに!

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